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2006年8月の9件の記事

2006年8月31日 (木)

基礎化粧品に使う植物成分一覧

アグロナチュラ基礎化粧品に用いる各種植物成分を、アグロナチュラママさんのお力をお借りしてまとめてみました。

薬事法上は、詳細な薬草の効果は謳ってはいけないので、勉強資料として活用しようという感じです。

49種類のいろいろなものが入っていて、効きそうな感じですね。

ちょっと長いですが、以下紹介します。

①アロエエキス  ユリ科アロエベラの葉から抽出したエキスです。粘液質の多糖類とアロエエモジン前駆物質、サポニン等を含みます。皮膚損傷の治癒効果、保湿効果、消炎効果、紫外線吸収効果、メラニン生成抑制効果、ヒアロルン酸産生促進効果があります。 

②アボガドオイル クスノキ科アボガドの実より抽出したオイルです。オレイン酸、ビタミンA、フィトステノール等を含みます。保湿効果、コンディショニング効果があります。

③アンズエキス  アプリコットの実から抽出したエキスです。ビタミン、有機酸、糖類、フラボノイド、タンニン、ケルセチン、イソケルセチン等を含みます。鎮静効果、保湿効果、ターンオーバー促進効果があります。

④ウスニアバルバタエキス  こけのような地衣類の一種ウスニアバルバタから抽出したエキスです。地衣類とは、菌類と藻類からのなる共生生物で熱帯の葉上から高山の岩上、海水圏から砂漠等植物が住めないような極限環境に生息しています。地衣成分と呼ばれる地衣類特有の化合物群を代謝物として含有しています。紫外線防止効果、保湿効果、抗酸化効果があります。殺菌効果、菌発生抑制効果、微生物発生抑制効果があり製品の防腐効果もあります。

⑤ウワウルシエキス  ツツジ科ウワウルシ、別名クマコケモモの腋芽から抽出したエキスです。腋芽にアルブチン、メチルアルブチン、エラグ酸、タンニン等を含みます。消炎効果、保湿効果、収れん効果、美白効果があります。アルブチン、エラグ酸はメラニン合成を抑制する働きがあります。

⑥エイランタイエキス こけのような地衣類アイスランドごけ(依蘭苔)から抽出したエキスです。地衣類とは、菌類と藻類からのなる共生生物で熱帯の葉上から高山の岩上、海水圏から砂漠等植物が住めないような極限環境に生息しています。地衣成分と呼ばれる地衣類特有の化合物群を代謝物として含有しています。紫外線防止効果、保湿効果があります。殺菌効果、菌発生抑制効果、微生物発生抑制効果があり製品の防腐効果もあります。


⑦エキナセアエキス  原産地は北米でアメリカインディアンが風邪などの予防に使用していたキク科エキナセアから抽出したエキスです。プロティン、フラボノイド、カフェイン酸等を含みます。収れん効果、シワ改善効果、抗菌効果、免疫力強化効果があります。

⑧オオムギエキス  イネ科オオムギから抽出したエキスです。たんぱく質を含みます。肌に栄養を与えます。

⑨オリーブオイル モクセイ科オリーブの熟した果実から抽出したオイルです。オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸等を含みます。柔軟効果、水分保持効果、紫外線防止効果があります。

⑩海藻エキス 褐藻類の海藻から抽出したエキスです。粘液質多糖類、アミノ酸、ミネラル、アルギン酸等を含みます。保湿効果、皮膚再生効果、血行促進、ターンオーバー促進効果、製品の防腐効果もあります。

⑪カモミールエキス  キク科の二年草カミツレの花から抽出したエキスです。カマズレン、アズレン、ビザボロール、フラボノイド等を含みます。消炎効果、鎮静効果、保湿効果、収れん効果、血行促進効果、色素沈着抑制効果、美白効果があります。

⑫カレンドゥラエキス キク科トウキンセンカの花から抽出したエキスです。カロチノイド、フラボノイド、サポニン等を含みます。消炎効果、洗浄効果、鎮静効果、抗菌効果、紫外線防止効果、保湿効果、抗酸化、余分な皮脂分泌防止効果があります。

⑬グレープフルーツ種子エキス ミカン科グレープフルーツの種子から抽出したエキスです。抗酸化物質等を含みます。製品の防腐効果もあります。

⑭ココヤシオイル ココヤシの種子より採取される油脂です。ラウリン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、カプロン酸等を含みます。皮膚保護効果、保湿効果があります。

⑮ゴツコーラエキス  セリ科ゴツコーラ、和名ツボクサから抽出したエキスです。コラーゲン、ビタミンA・C・K、カルシウム、ナトリウム、亜鉛等を含みます。たんぱく質合成促進効果、ターンオーバー促進効果、血行促進効果、弾力性強化効果、抗炎症効果、抗酸化効果があります。

⑯小麦胚芽エキス  イネ科コムギの胚芽から得られたエキスです。ビタミンE、フィトステリン、レシチン、ショ糖類、セラミド類等を含みます。保湿効果、柔軟効果、血行促進効果、紫外線防止効果、抗酸化効果、皮膚老化防止効果、セラミド生成促進効果があります。

⑰コメヌカオイル コメ種子の精米直後のコメヌカから抽出したオイルです。オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、ビタミンE、オリザノール、ステノール等を含みます。保湿効果、セラミド生成促進効果、紫外線吸収効果があります。

⑱シアバター シアの種子から抽出した脂肪です。オレイン酸、ステアリン酸等を含みます。保湿効果、消炎効果があります。

⑲スイカズラエキス  スイカズラ科スイカズラから抽出したエキスです。フラボノイド、イシリトール、タンニン、サポニン等を含みます。消炎効果、収れん効果、保湿効果、美白効果、製品の防腐効果もあります。

⑳スギナエキス  トクサ科スギナから抽出したエキスです。エキセトニン、イソクエルセチン、アミノ酸類、有機ケイ素等を含みます。保湿効果、収れん効果、消炎効果、ターンオーバー促進効果、皮膚再生効果、弾力性強化効果、ミネラル補給効果、皮膚組織内のコラーゲンやエラスチンに働きかける老化防止効果があります。

21セージエキス  シソ科サルビアから抽出したエキスです。フラボノイド、タンニン、サポニン等を含みます。血行促進効果、消炎効果、抗酸化効果、殺菌効果、収れん効果があります。

22セイヨウキヅタエキス ウコギ科の多年生植物から抽出したエキスです。サポニン、フラボノイド、有機酸、ルチン等を含みます。消炎効果、抗菌効果、抗酸化効果、メラニン抑制効果があります。

23セイヨウサンザシエキス バラ科植物サンザシから抽出したエキスです。フラボノイド、タンニン、ポリフェノール、サポニン、ビタミン類等を含みます。保湿効果、美白効果、収れん効果、抗酸化効果があります。

24セイヨウノコギリソウエキス キク科でヤローとも呼ばれるセイヨウノコギリソウから抽出したエキスです。アズレン、ピネン、リモネン、カンファー、タンニン等を含みます。消炎効果、抗酸化効果、血行促進効果があります。

25タイムエキス  シソ科タチジャコウソウから抽出したエキスです。チモール、タンニン、フラボノイド等を含みます。収れん効果、消炎効果、保湿効果、紫外線吸収効果、血行促進効果、ターンオーバー促進効果があります。

26チクマハッカエキス シソ科カラミンサから抽出したエキスです。シトラール、ネロール、シトロネロール、リモネンなどを含みます。製品の防腐効果があります。

27ツルマメエキス マメ科ダイズ属ツルマメから抽出したエキスです。イソブラボン、サポニン、レシチン、アミノ酸、ビタミンB1、B2、ビタミンE、プロティン、セラミド類等を含みます。保湿効果、皮膚細胞の活性効果、美白効果、抗炎症効果、乳化効果があります。角質層で細胞間脂質と同様の働きをし、脂質バリヤの保護や修復を助けます。

28トウモロコシエキス イネ科トウモロコシの種子から抽出したエキスです。デンプン(コーンスターチ)、アミノ酸等を含みます。細胞活性効果、弾力性強化効果、製品の粘性も高めます。

29トラガントゴム 半砂漠地方に産する小潅木の幹から抽出したゴム様樹脂です。増粘剤として使用しています。

30ナギイカダエキス ユリ科ナギイカダから抽出したエキスです。フラボノイド、カリウム塩等を含みます。収れん作用効果、皮膚柔軟化効果、血行促進効果、セルライト除去効果があります。

31ナナカマドエキス バラ科落葉樹ナナカマドの実から抽出したエキスです。ビタミンC、ソルビン酸、タンニン、糖類、カロチン等を含みます。収れん効果、抗酸化効果、製品の防腐効果もあります。

32ハイビスカスエキス  アオイ科フヨウ属ハイビスカスの花から抽出したエキスです。ビタミンC、リンゴ酸、ピルビン酸等を含みます。美白効果、ターンオーバー促進効果、保湿効果があります。

33ハウチワマメキス マメ科ルピナス属シロバナルーピン、別名ノボリフジから抽出したエキスです。コラーゲン、糖類等を含みます。角質層に働きかける保湿効果、皮膚柔軟効果があります。

34蜂蜜  ミツバチが花の蜜を巣に集めたものです。フルクトース、グルコース、有機酸、ミネラル、アミノ酸、乳酸、リンゴ酸等を含みます。保湿効果、保護効果があります。

35ピジウムエキス  中央~南アフリカの山地に生育する常緑樹ピジウムの樹皮から抽出したエキスです。ベータシトステロール、ペンタサイクリックテルペン類、フェルラ酸エステル類、脂質、植物ステロール、アルカリ等が含まれます。抗炎症効果、弾力性強化効果、シワ改善効果があります。

36ビルベリーエキス ツツジ科スノキ属のビルベリーから抽出したエキスです。アントシアニン、クエン酸、ビタミンC、アルブチン、生理機能性配糖体等を含みます。メラニン生成抑制効果、毛細血管保護効果、抗酸化効果、美白効果があります。

37ブドウエキス 赤ブドウの果実のエキスです。酒石酸カルシウム、ポリフェノール、ペクチン、レシチン等を含みます。抗酸化効果、老化防止効果、消炎効果、殺菌効果があります。

38フユボダイジュエキス シナノキ科のフユボダイジュから抽出したエキスです。粘液質、タンニン、フラボノイド、ポリフェノール、ビタミンC等が含まれます。収れん効果、抗酸化効果、柔軟効果、消炎効果、血行促進効果があります。

39ホップエキス  クワ科ホップの雄花穂から抽出したエキスです。タンニン、フラボン配糖体、フラボノイド、アミノ酸、テルペン、ミネラル等を含みます。保湿効果、収れん効果、鎮静効果、抗菌効果、抗酸化効果、ターンオーバー促進効果があります。エストラジオール(女性ホルモン)と同じ効果を持っており老化防止効果もあります。

40マロニエエキス トチノキ科セイヨウトチノキから抽出したエキスです。エスシン、サポニン、フラボノイド、アントシアニン等を含みます。収れん効果、消炎効果、毛細血管浸透効果、抗酸化効果、紫外線吸収効果があります。

41蜜蝋 ミツバチが分泌したロウで作った巣を溶融させてロウ分を採取したものです。パルミチン酸メリシル等を含みます。皮膚保護効果、乳化効果があります。

42メリッサエキス シソ科コウスイハッカから抽出したエキスです。シトラール、シトロネラール、二ナロール、タンニン、フラボノイド、ロズマリン等を含みます。鎮静効果、収れん効果、外傷治癒効果があります。

43モモエキス バラ科モモの実から抽出したエキスです。ビタミン類、有機酸、アミノ酸、タンニン、フラボノイド、ペクチン等を含みます。保湿効果、抗炎効果、収れん効果、抗酸化効果、ターンオーバー促進効果があります。

44ラベンダーエキス シソ科ラベンダーの花から抽出したエキスです。タンニン、酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール、リモネン等を含みます。保湿効果、収れん効果、殺菌効果、抗菌効果があります。

45リンゴエキス  バラ科リンゴの果実から抽出したエキスです。リンゴ酸、クエン酸、タンニン、糖類、多糖類、ポリフェノール等を含みます。保湿効果、紫外線防止、メラニンの生成抑制、古い角質除去効果、皮膚柔軟効果、フリーラジカル無毒化効果、抗酸化効果、小ジワ予防効果があります。

46ローズ精油 バラの花びらを水蒸気蒸留して抽出したオイルです。ゲラニオール、シロトネロール、ネロール等を含みます。保湿効果、収れん効果、鎮静効果、抗アレルギー効果、殺菌効果、抗菌効果、ホルモンバランスの調整効果、リラックス効果があります。

47ローズ芳香蒸留水 保湿 バラの花びらを水蒸気蒸留して抽出した水です。タンニン、ゲラニオール、シロトネロール、ネロール、ペクチン等を含みます。保湿効果、収れん効果、鎮静効果、抗アレルギー効果、殺菌効果、抗菌効果、ホルモンバランスの調整効果、リラックス効果があります。

48ローズヒップエキス 野バラの果実から抽出したエキスです。ビタミンC・B1・B2・K、ペクチン、ショ糖、タンニン、フラボン等を含みます。整肌効果、美白効果があります。

49ヨーロッパブナエキス ブナの木の若芽から抽出したエキスです。オリゴサッカライド、カフェ酸誘導体、ケルセチン(フラボノイド)等を含みます。たんぱく質生成促進効果、皮膚構造強化効果、繊維芽細胞のコラーゲン産生促進効果、弾力性強化効果、シワ改善効果、ターンオーバー促進効果があります。 

出典

「CHIMICA E TECNICA COSMETICA 」
ediz. Sinerga Pof.Gianni Proserpio
Docente presso la facoltà di farmacia presso l'Università di Torino

「ERBORISTERIA ITALIANA」
Dott.Luigi Pomini
Centro italiano fitofarmacoterapia e docente Università di Losanna

「SCHEDA TECNICHE DELLE ERBE OFFICINALI」
Agriparadigma Ravenna
Laboratorio di analisi e ricerche

「化粧品成分ガイド第3版」
湯浅正治・宇山光男著
フレグランスジャーナル社

「化粧品成分用語辞典2003」
鈴木一成監修
中央書院

Wikipedia

こんな感じです。

植物学の奥の深さを今回実感しました。

2006年8月30日 (水)

基礎化粧品とローズシリーズのコピー作成

最近はもっぱら基礎化粧品とローズシリーズのコピーの作成に日夜開け暮れています。

家で考え、電車の中で考え、会社で考え、都庁に行って確認し、さらに修正し。。
といった感じで。

化粧品コピーには「55の効果効能」以外の表記は薬事法上ご法度です。

一方、医薬部外品に登録すると効果が謳えます。

たとえば、カモミラエキスは効果のある成分とされているので「美白に効く」とか。

現行法では、医薬部外品にすると指定表示成分以外は記載不要となり、それを隠れ蓑にしているブランドもあるようですが、今後はすべて全成分表示に変わると都庁の担当の方も言ってました。

今回、医薬部外品の業者申請や登録は少し面倒で、アグロナチュラは化粧品とすることにしました。

いちいち効能をボトルを明記しなくても、成分にこだわり違いのわかる消費者の人(アグロナチュラのターゲット)は、内容成分と効能を良く知ってますからね。

ちなみに「55の効果効能」とは以下です。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/yakuji/kansi/cm/k-k-3123.html

(1) 頭皮、毛髪を清浄にする。
(2) 香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。
(3) 頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
(4) 毛髪にはり、こしを与える。
(5) 頭皮、毛髪にうるおいを与える。
(6) 頭皮、毛髪のうるおいを保つ。
(7) 毛髪をしなやかにする。
(8) クシどおりをよくする。
(9) 毛髪のつやを保つ。
(10) 毛髪につやを与える。
(11) フケ、カユミがとれる。
(12) フケ、カユミを抑える。
(13) 毛髪の水分、油分を補い保つ。
(14) 裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
(15) 髪型を整え、保持する。
(16) 毛髪の帯電を防止する。
(17) (汚れをおとすことにより)皮膚を清浄にする。
(18) (洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ(洗顔料)。
(19) 肌を整える。
(20) 肌のキメを整える。
(21) 皮膚をすこやかに保つ。
(22) 肌荒れを防ぐ。
(23) 肌をひきしめる。
(24) 皮膚にうるおいを与える。
(25) 皮膚の水分、油分を補い保つ。
(26) 皮膚の柔軟性を保つ。
(27) 皮膚を保護する。
(28) 皮膚の乾燥を防ぐ。
(29) 肌を柔らげる。
(30) 肌にはりを与える。
(31) 肌にツヤを与える。
(32) 肌を滑らかにする。
(33) ひげを剃りやすくする。
(34) ひげそり後の肌を整える。
(35) あせもを防ぐ(打粉)。
(36) 日やけを防ぐ。(日焼け止めのみ)
(37) 日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。(日焼け止めのみ)
(38) 芳香を与える。
(39) 爪を保護する。
(40) 爪をすこやかに保つ。
(41) 爪にうるおいを与える。
(42) 口唇の荒れを防ぐ。
(43) 口唇のキメを整える。
(44) 口唇にうるおいを与える。
(45) 口唇をすこやかにする。
(46) 口唇を保護する。口唇の乾燥を防ぐ。
(47) 口唇の乾燥によるカサツキを防ぐ。
(48) 口唇を滑らかにする。
(49) ムシ歯を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(50) 歯を白くする(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(51) 歯垢を除去する(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(52) 口中を浄化する(歯みがき類)。
(53) 口臭を防ぐ(歯みがき類)。
(54) 歯のやにを取る(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。
(55) 歯石の沈着を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)。

これ以外を書くと基本的にNGです。

都庁にも消費者からの指摘や同業者からのタレこみが頻繁に来るそうです。

しかし、カタログやボディコピーを見ているといろいろと明らかにアウトのものや、トリッキーなものはたくさんありますね。

すでに他ブランドで使われているありものの言葉だけで組み立てて都庁に行っても、NGが多くて不思議です。

55以外でも通るものもありますし、絶妙な筆さばきといった感じでしょうか。

大手化粧品メーカーの開発担当いわく、化粧品の売れ行きはコピーライターの力量による、とのことですが、スレスレのところでいかに差別的な言葉のやりくりを組み立てるかがポイントとなんだな思います。

基礎化粧品とローズシリーズのコピー、少し時間がかかりましたが素人出身デビュー1年目のコピーライターとして今の持ってる全力で完成させました。

う~む、どうなんでしょうか。

ここで発表するのはグラフィックもなく雰囲気出ませんので、10月に出されるカタログとホームページにてお披露目ということで。

2006年8月28日 (月)

この夏最後のイベント 埼玉スタジアムトライアスロン

昨日は、古い友達と埼玉スタジアムのトライアスロンに出場してきました。

ちょうど半年ぐらい前、渋谷のいつもみんなで行く奈加野で飲みながら、なんとなく出ようよって話になって、そのまま出場に。

ミニトライアスロンなので、スイム750M、バイク20KM、ラン5KMと短いレース。

朝5時にバイクで横浜の家を出発して、途中から車で埼玉まで約1時間。

当日、泳ぐ予定の「貯水池!」に前日の豪雨で汚れた水が流れ込んだためスイムが中止、デュアスロン(ラン3KM・バイク20KM・ラン5KM)になりました。

あの緑色の貯水池で泳ぐのはどうかと思ってたので、助かった~という感じ。

今回の出場は、新婚リッキー、スタート前緊張気味クワ、プロテイン中村、へタレランナー手島の4名
昔、自転車やオートバイで日本の最北端、最南端、最西端等を攻めた探検仲間

スタートして思ったのがいつものマラソン大会と比べて出場者の全体的にレベルが高く、ついて行くのがきつい!

ちびっ子をはじめ家族に応援されて何とか完走。

最下位に近いゴールでしたが、とても気持ちの良い1時間40分。

その後の、ビールと焼肉が最高にうまかった!

2006年夏最後の良い思い出となりました。

2006年8月25日 (金)

アグロナチュラブランド開発ストーリー 8 夜明け前

最終的な製品開発の工程は、製品の内容成分の精査とボディコピーの作成でした。

化粧品の説明には、薬事法に基づいた表記の制限があります。

化粧品は「何々に効く」といった具体的なことを書いてはいけません。

また、使ってはいけない成分などの制約等もあるのですが、まったくわからなかったので都庁の薬務課というところに何度も通い、教えてもらいながら成分チェックやコピーを仕上げていきました。

セルフ販売を志向していたボディケア製品ですので、多くのこだわりを店頭にて伝わればと考えた、テンコ盛りのボディコピーになってしまいました。

情報量が多すぎて小さい文字で読めない!

これは、不安と自信のなさの現われです(笑)。

薬事法に準拠した化粧品コピーは、おかげさまでだんだん進化してきて今では結構うまく作れるようになりました。
これは手に職みたいな感じですね。

今後は認知も上がったので、思い切ってりシンプルにしていこうと思っています。

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8月になってやっと日本側の一通りの作業が終わりました。

化粧品業者の免許も取得でき、最終的なボトルラベル、コピーのデータも完了、そこから現地での生産にかかって、9月末にジェノバの港を出ることに。

発売前は自信と不安が入り混じる不思議な気分でした。

がんばって作ったけど果たして多くの人に支持されるのか、まったく売れずすぐ終わるのか、、

イタリアでは本格的な生産に入り、工房は忙しい日々が始まりました。

2006年8月21日 (月)

アグロナチュラブランド開発ストーリー 7 化粧品の成分について

さてさて、2005年の初夏、製品のスペックを決める段階になってきました。

化粧品の製品開発には個別のアイテムのコンセプトを設定しながら、その内容成分を精査していくタスクが必要でした。

化粧品についてまったくの素人であったためその内容成分についての研究が必要で、いったいどんなものを体や顔に使っているのかはまったく未知の領域でした。

日本には多くの主張があり、化粧品成分についての本があり、またネット上にも関連情報がたくさんあります。

また人間の体や皮膚のメカニズムについての文献を読み漁り、何が良くて悪いのか、ニュートラルな立場で情報を集めていきました。

たくさんの危険視成分は存在しましたが一般的には、保存料や合成着色料等には発癌物質が含まれており、使用によって危険性が危惧されるとのこと。
また、自然界から取れるものでも太陽光に作用してシミの原因になるもの等もある等々。

今回アグロナチュラ製品は、せっかく新しく作るので、一つ一つ成分を調べて日本にて分かり得るだけの情報から、出来たらより安全だと思われるものを作ろうとしたのです。

そういうこだわりの化粧品が一つくらいあっても面白いかなと思いました。

しかし、石鹸以外に泡立ち体の汚れやあぶらを除去、また水分と油分を乳化させる界面活性剤については少々悩みました。

使い勝手を考えると特にヘアシャンプーなどは合成界面活性剤を外せません。一方合成界面活性剤は皮膚の上部組織を壊し穴を開けるために、使わないほうが良いという意見も多くあります。

いろいろ悩みましたが、ビオリーブスシリーズの洗浄系アイテムに薬用サボン草というハーブの絞り汁から取れるサポニンという天然の界面活性剤をメインで使い、補助としてヤシ油から得られる合成の界面活性剤を用いることにしました。

ビオリーブスシャンプー類は泡立ちよく、髪を洗ってもギシギシになりにくい特徴があります。

一方、とことん成分にこだわる人向けに、アントス工房で石鹸ベースの洗浄系アイテムを作ったのです。

特に今までの石鹸シャンプーは、ミニマムな原料のみを使った「守りのケアアイテム」といったイメージでしたが、アントスシリーズでは石鹸ベースでありながらお肌や髪に有効に成分が働きかける「攻めのケアアイテム」を、石鹸ベースで世界初のオーガニック認定付のものを作ってみようと考えました。

それがアントス石鹸シャンプー、ボディシャンプーシリーズです。

皮膚に優しいように蜂蜜等の酸性成分を用いてペーハー値を弱アルカリにしたり、石鹸をヤシ油よりもオリーブ油石鹸の割合を増やしたりした結果、泡立ちが一般的な商品より少なくなってしまいました。

こちらの開発には、松沢さんや綿貫さんをはじめとした社内の女性に何度もモニターをしていただきました。本当に何度髪を洗っていただいたかわかりません。ありがとうございます!

改良を重ねてきましたが、通常の界面活性剤シャンプーより泡立ちを得るのが難しいですので、泡立つポンプに入れて使うと使い勝手が良いと思います。
ボディソープはタオルやスポンジを使わず、洗顔と同じように手で洗うのが良いです。

キサンタンガムという食用増粘剤以外は、まったくの化学成分フリーというこだわりのシリーズです。

さらにアントスシリーズについては、よく自然化粧品で使われる、いわゆる「レシチン」(本当は水添レシチンという合成界面活性剤)さえも含まないハンドクリームやリップクリームなど特徴のある製品を、なるべく危険視される成分を用いないで作るというコンセプトで工房に依頼して開発していきました。

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写真はアントスハンドクリームを界面活性剤入り・無しで開発していたときのサンプル。この時で48種類ぐらいのサンプルがありました。

実際にオーガニックがどれだけ体に良いのか、危険視される成分が体に悪いのか、本当のところはわからないのが真実と思います。

ただ、ブランド名も無名、資金も大手化粧品メーカーのように潤沢でなく、派手な広告も出来ない謎のインディーズブランドには、コンセプトとしてこだわりの成分で攻めるしかないと考えていました。

この何でもある日本市場の化粧品の世界にわざわざ無名の弱者が参入するコンセプトとして、また20年間もたいして儲からない有機農業を続けてきた農家の製品をプロデュースするためには。

常に作っているオーガニックの成分を使い有機認定までとること、せっかくなので危険視されている成分は極力入れないこと、またそういう成分にこだわる人をターゲットにして、安全性がより高いと声高らかに謳うこと、それだけが製品上の競争優位の源泉だったのです。

2006年8月20日 (日)

アグロナチュラブランド開発ストーリー 6 ブランド・サブブランドの設定

当初ブランド名を決めるときは少々悩みました。

何という名前でも別によく、ゼロからブランド名を決めて良いので、無限の選択肢があります。

化粧品に「アグロ」という言葉の響きもどうかな~?と思っていたのでもっと洗練されたエレガントな名前にすることも出来ましたし、商品カテゴリーごとにブランドを分ける、香り等のシリーズごとにブランドを分ける、、、、無限です。

AGRONATURAはビオリーブスと関係のある、地元にあるいくつかの農業団体のうちの一つの名前です。

意味は、アグリカルチャー(農業)とナチュラル(自然)で、自然農業というベタな名前で、海外ではどこにでもある一般名称です。あまりに一般的すぎて西洋圏での商標登録は難しく、日本でも商標登録も出来るのかどうかわからないものでした。

しかも、ド田舎の農業団体の名前なのでブランド名というわけでもなく、当時AGRONATURAが作っていたのはOEMのハーブティー用のハーブリーフやエッセンシャルオイル、芳香蒸留水という原料のみでは化粧品など存在するはずもなく最終製品も何もないし、地元イタリアでもこの名前AGRONATURAは認知度ゼロの誰も知らない名称です。

どうかな~と何日か考えましたが、「自然農業」という名前を化粧品ブランド名にしちゃえということに決めました。
農業団体としては、AGRONATURAという名前を化粧品に使うことは、当時これほどの事業になるなんて夢にも思っていなかったでしょうし、ああそうなの的無反応でしたが、自分達の名前が遠い東洋の国で使われるということで喜んでいました。

 
次に考えたのは、全体ブランド、サブブランド等の設定です。

AGRONATURAは、他のブランド品のような企業名ではなく、農家を束ねる団体の名前です。
そして、農家はそれぞれ、アントスやビオリーブスのような個別の名前を持っています。

また、ビオリーブスもアントスもそれぞれ独自でハーブ原料等を生産していました。
化粧品にはエッセンシャルオイルも芳香蒸留水やリーフも大した量は使えないので十分あり、また自宅で生産できないハーブ原料や界面活性剤などのケミカル原料は独自で調達しており、今まではAGRONATURAからはハーブ原料を一切買ってない現状もありました。

そして、北イタリアで生産できないハーブ原料は、AGRONATURA自体もフランスや他の地方から外部原料を輸入して用意するという状態でした。

当初考えたのは、あまりブランド名を多くするとわかりにくいので、少ない量ですがいくつかの原料をAGRONATURAを通して買って使ってもらうことをアントスとビオリーブスにお願いし、各工房が作ったものをすべてAGRONATURAブランドに統一してしまおうということでした。
そうしたほうが、ブランド認知も一つで簡単ですし、何個もあってわかり難いということがないと考えたからでした。

しかし、製品の開発を進めるにつれ、それぞれの個性を持つ工房の製品を、単一ブランドで展開することは難しいと考えるようになりました。
かなり製法や得意なところに個性の違いがあったのです。

また、それぞれの工房の個性を謳っていったほうが、より信頼性のある愛着の持てるブランドになるのではないかと考えました。

そこで、全体的なブランドとしてAGRONATURA、そしてサブブランドとして各工房が作ったもので分ける形で生産者別のサブブランドをシリーズとして設定したのです。

AGRONATURAブランドのアントスシリーズといった感じです。

これで、すっきりしました。

ついでに、現地での呼び名はアグロナトゥーラであり、アグロナチュラではありませんでした。

ここで、後半をナチュラにするかナトゥーラにするか迷いましたが、日本人にとってはナチュラルという
英語のほうが意味を理解しやすいと考えて、アグロナチュラにしました。

というわけで、「自然農業」と言う意味の「アグロナチュラ」という化粧品ブランドが誕生したのです。

まったくいい加減なものですが、実は何でも良かったというかなり適当な命名やベタな名前でもブランド展開のやり方によっては無名状態から素敵に認知されていく良い例だったと思います(笑)。

2006年8月12日 (土)

会津漆器がこれからアツイ!

夏休みの季節となりました。

暑かったり雷が落ちたりと不思議な天気ですね。

さて、昨日一昨日と真夏の緑あふれる東北は会津若松に行ってまいりました。

会津若松といえば白虎隊や猪苗代湖で有名ですが、その中でも世界的にも有名な伝統工芸品で会津漆器があります。

ウルシを塗った工芸品で、よく見かけるものは盃やお椀、重箱、お箸等がありますね。

会津での漆器産業は、古来より漆器文化があった会津に、今から約400年前に織田信長の義理の息子である蒲生氏郷が秀吉の天下統一後に会津に来た時、上方から多くの漆器職人を伴い手工業の奨励等を盛んに行ったことで発展したといわれています。

蒲生氏郷
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B2%E7%94%9F%E6%B0%8F%E9%83%B7

今回は、この伝統業芸をやられている職人の方々が「会津漆器をどうやって売っていくのか」ということを会津若松市とのプロジェクトを行っており、そのお手伝いで呼んで頂きました。

横浜から電車とバスを乗り継いで約5時間で会津若松市に到着です。

会場には職人さんのほか市役所の方や調査会社の方々もいらっしゃって、熱気ムンムン。

「具体的にどうやって売っていくのか」について短い時間でしたがお話させていただきました。

皆様とても熱心で、こちらも何が何でも成功させたいと感じる素敵な会となりました。

会津漆器職人の方々(会場で一次会をしていただいた後で皆ほろ酔いです)

懇親会では一次会、二次会も含めてたくさんお話しし、みんなでたくさんの面白い仕掛けやアイデアが出すことができました。

会津漆器、これからちょっと面白くなりますよ!

今後の事業開発、デザイン、プロモーション、チャネル等、動きに注目しておいてください。

大盛り上がりです。(北国の人がこんなにファンキーとは思いませんでした)

次の日は、急遽いくつかの工房をご案内いただけることになりました。

まず、はじめはガラスに漆を塗るという新しい試みをされている千藤の加藤さんの工房です。

市中から少し離れた山の上の渓谷の横に工房があります。まさにトトロの世界。

ガラスと漆の組み合わせは珍しいですね。涼しげな感じで洒落ています。

ホームページでも作品等が見れますので、見てみてください。
http://www.senfuji.com/

http://www.art.a-vst.jp/sakka/ka/ka/ka.html

古民家を改装して工房にしていますが、面白い農具等がたくさん残っています。

壁には、古来から伝わる日本の薬草と効能の表が張られていました。ハーブと同じ!

柿渋を塗ったカゴもいい感じですよね。

次にお邪魔したのが、木地職人である三浦さんの工房です。

職人の方々は分業体制があり、木を加工する人、漆を塗る人、絵を入れる人とそれぞれ専門があるとのことです。

木は、会津でとれるトチ、クリ、サクラ、ホウ等を用途にあわせて使い分けます。

さて下は、お椀を削っているところ。

刀は何種類も自作して使い分けています。

荒削りした状態で、約1年乾燥させます。それは、乾燥によって木が変形するためです。
下の写真もはじめは真ん丸に削っていたものですが、楕円形になっています。

一方、一年以上長い間置いておいても今度は割れてきたりして材料がダメになってしまうとのことです。
ロスが出る材料ということで、在庫管理も大変ですね。

これだけ大きな木ですが、真ん中は割れやすい等の制約があり、木から取れる部分は非常に少ないのです。
この木が育つ時間や手間ひまを考えると、本当の意味で価値のある贅沢なものと感じます。

三浦さんの作品です。
塗りは、塗り職人さんに基本的には任せますが、ご自身で塗られているものもあります。
質感が良くて重厚でありながら繊細さに品格があります。

ホームページ
http://www.aizu-furusato.com/pfaizu/guide/iimono/html/miura.html

http://www.art.a-vst.jp/sakka/ma/mk3/mk.html

さて次は、塗り職人の儀同さんの工房です。
会津若松のおうちは蔵造りが多く、実は蔵で有名な喜多方よりも数は多いそうです。
中はひんやり涼しく、イタリアの石の家と似ています。中身も非常に美しい漆を使った飾りが多いです。

塗りの仕事場。埃を嫌うため隠して乾燥するための押入れの前で作業します。

漆塗りに使うのは、実は女性の髪の毛で作った筆!
男の髪は平べったい断面だが、女の髪は真ん丸の断面で、それが適しているとのことでした。
驚きました。

このように押入れの中で乾燥させます。
ただ、数十分間の間隔で動かさないと塗料が平均的な厚さにならないということで、中身の固定枠が自動的に動くようになっています。ハイテクですね。

これらは原料の漆の写真。
上が中国産で6万円ぐらい、下が日本産でその6~7倍。しかし、日本の物のほうが明らかに美しく仕上がるとのことです。

これも驚いたのですが、漆は漆の木が15年かかってある程度の大きさになったとき初めて牛乳瓶200ML一本分が採れ、それでその木は終わりで伐採だそうです。ゴムみたいに何度もとれないらしいです。
そりゃ貴重品ですよ!

儀同さんはシチズン時計とコラボレーションで限定の腕時計を作っています。
ワールドビジネスサテライトでも限定300本は即完売とのこと。
http://www.citizen.co.jp/release/05/050727cp.html

http://www.aizu-city.net/waza/aizu/kaiin/gidou/gidou.htm

http://www.kougeishi.jp/kougeishi.php?kougeishi_id=502718

最後にお邪魔したのは、絵付け職人の山内さんの工房です。
細い筆で繊細な図柄を描いていきます。非常に集中力の要る作業です。

トラディショナルな柄から、斬新なデザインまで広がりがあります。

本当に良いものというのは、じっくり丁寧に時間をかけて作られています。
決して派手ではないですが、その手間や想いの一つ一つが作品から漂ってくるものです。

http://homepage3.nifty.com/onnmakie-yamauti/index.htm

http://www.kougei.or.jp/crafts/0506/d0506-5.html

http://www.kougeishi.jp/kougeishi.php?kougeishi_id=504812

今、このあらゆるモノに溢れ返っている日本で、今までのような買って捨ててを繰り返さない、こういったこだわりの一生付き合える本物を探している人が多い時代になってきました。

ここ10年ぐらいで中国製の安い雑貨等が出回り、景気も悪かったので値の張る日本のトラディショナルな伝統品にスポットが浴びない期間がありました。

しかし、家の中を見渡してみると、中国製品に日本のブランド名を印刷しただけのこだわりの少ないモノで、安くて少しおしゃれに見えたから買ったけど、邪魔になってもういらないモノってありますよね。

半年ごとに新しい製品が大量に発売されて、古くなったのが大量にディスカウント販売されて、、、いくら安くてキャッチーでもそういうやり方のモノはもうお腹いっぱいです。

まだ使えるモノも、もういらないけどフリーマーケットに出すまで保管しておく場所はないし、面倒だとついついゴミに捨てちゃう。最初はもったいないと思っていても、どんどん捨ててる営みはそろそろやめたいと思うようになりました。

やっぱり限られた一生、手間ひま心をこめて作られる良いモノと暮らしてみたいです。

そして今、長かったデフレが終わろうとしています。

まさに今が新たな時代の夜明けなのです。

今回ご縁があって、今まで全く知らなかった会津の心、会津漆器に出会うことができました。
その生き方への挑戦に惚れました。

これから、この会津漆器の世界について、知らない人に少しずつでもお伝えしていければと思います。

カッコいいですよ!会津の漆器は。

あと、会津名産の蕎麦や味噌田楽、馬刺しに日本酒とご馳走になりました。

ホントうまかったです!ありがとうございます。

ファンであるサンボマスターも会津出身ですし、もう「会津最高!」

これから会津漆器プロジェクトすごいことにしたいと思います。

好ご期待!

2006年8月 8日 (火)

アグロナチュラブランド開発ストーリー 5 デザインとデザイナー

洗練されたパッケージで自然派ラグジュアリーブランドを作るためには、そのデザインはとても重要なことでした。

そこで社内のデザイナーであり、以前から小物家具等のプロデュースで一緒に仕事をしていた得能正人(トクノマサト)さんにパッケージからグラフィック等全般のデザインをお願いしました。

よくアグロナチュラはイタリアでデザインしていると思われますが、実は日本人がデザインしていたのです。

彼はもともと広告代理店にてグラフィックデザインを中心にやってきましたが、最近はプロダクトデザインでも良いものを出していたりとマルチタイプのデザイナーに進化しています。

以前の得能さんの作品は、ロンドンの100%designでも好評を得た「TAKUMI*KIZUKI」等があります。

http://www.idea-in.com/takumi/taku_005.html

つい最近のプロダクトデザインは、今人気でよく売れているミュージックマグがあります。

http://www.idea-in.com/life/more_029.html

当初は、コンセプトをデザインに落とし込むのに、本を集めたりイタリア現地の薬局に行ったりといろいろと「らしさ」を考えていきました。

コンセプトはイタリアに古来から伝わるハーブの療法と先端技術の融合による日本人向けの製品ですので、イタリアのハーブ薬局に良くあるベタなデザインにしたいと考えていました。

イタリアにはハーブ薬局というのがあり、そこでたくさんの古い感じの化粧品類が販売されています。

日本には教会化粧品ブランドのサンタマリアノヴェッラぐらいしか輸入されていませんので、たまに事情通の方から「あのパッケージぱくったでしょ」と言われましたが、実はたくさん同じようなのデザインの製品が、教会化粧品ブランドとしてフィレンツェの教会で売っていたり、アンティカエルボリステリア(アンティークハーブ薬局)で販売されているのです。

イタリアを象徴する雰囲気で、日本製、アメリカ製、イギリス製、フランス製やドイツ製の競合商品との差別化にぴったりでした。

また、デリケートな中身ですので遮光性などの機能もパッケージに必要でした。

しかも何でも揃う日本とは違い、イタリアは特におしゃれなボトルが皆無であり、個別にオリジナル容器を大量生産できない身には選択の制限がありました。

イタリア現地でのメーカーの探索、得能さんのデザイン、そして僕のコピーという連携でジャングルを進むといった感じで、ほとんど得能さんにお任せで進みました。

Img014
デザイン初期段階

最終的にパッケージはイギリスのメーカーで生産してイタリアに運ぶといった形がとられたのです。

実にパッケージの選定に3ヶ月以上も費やしてしまいましたが、納得のいくデザインのものになりました。

その他のカタログや広告等についてもアートディレクションは得能さんにやってもらっていますが、非常に高い評価を得て、このブランドの躍進に大きく影響しています。

コンセプトを具現化していくデザインの重要性が今回のブランドの立ち上げでよくわかりました。

また今度、気鋭のデザイナー得能さんにもこのアグロナチュラのデザインについて書いていただこうと思いますので、ぜひお楽しみに!

2006年8月 3日 (木)

アグロナチュラブランド開発ストーリー 4 マーケティング着手

当初取り組もうと思ったカテゴリーは、ボディケア製品です。

シャンプーやボディシャンプー、ハンドクリームといった、顔に用いない体用の化粧品類から参入を考えました。

それは、外部環境・内部環境を把握、SWOT等を考慮し、今の現状の会社として取り組むべきドメイン(事業領域)を明らかにしていった過程で決めていきました。

外部の市場環境は、米国の新たな動きであるLOHASという言葉も出てきて、今までの健康志向にプラスして、環境志向やより洗練された形での自然に近い商品や営み、ヨガ等のスポーツが注目されてきているときでした。
雑誌も、ソトコトやエココロ、マイロハス、KU:NEL、天然生活、リンカランなど自然系のものも多数出ていました。
そして、多数の自然派ボディケアブランドも日本に定着し始めてきたところでした。
これらの機会と脅威がありました。

内部環境としては、イデアインターナショナル社の最も大きな強みは日本全国の雑貨・ライフスタイルショップへのチャネルカバレッジが挙げられます。
ほとんどの雑貨・ライフスタイルショップと取引を行っていて、その小売店に販売できる体制がありました。
そして、小さなトランザクションにも対応する受注・発送体制を有していました。

一方弱いのは、化粧品の経験が一切ないこと、化粧品が通常売られている百貨店や化粧品店、そして直営店といったチャネルを有していないこと。
また、アグロナチュラ自体のブランドはまったくの無名で、ブランド価値を持たないこと等です。
いきなり直営店を多数出店して運営していく資金力に制限があること等でした。

そしてやはり、顔に使う基礎化粧品は非常に高い品質と安全性、そしてブランド価値が要求され、またある程度カウンセリング販売が重要なのではと思いました。

一方、ボディケア製品であれば今までの取引先である雑貨・ライフスタイルショップのセルフ販売でも販売できるし、顔に使う基礎化粧品レベルのシビアな品質とカウンセリング販売はそれほど必要なく、はじめられやすいと判断しました。

また、ライフスタイルショップやセレクトショップには、現状の多くのシャンプーやハンドクリームが販売されているドラッグストアやスーパーと違って、ブランドロイヤリティ(ブランドに対するお客様の忠誠度)の非常に高いショップがあり、そちらで扱っていただくことで、無名のブランドの認知もロイヤリティも向上すると考えました。

そんな仮説を立てていました。

Img015
多くのマーケティング資料も集めたり作ったりして参考にしました。

ここから、現場100回の毎日が始まりました。

多くの海外ブランドの直営ショップやセレクトショップ、百貨店での他社製品の調査・購入・使用、ネットショップでの調査、ネット上の各製品の口コミ・成分の危険性を謳う書籍の乱読、、、

5月の連休明けから取り組みだしたリサーチ~ドメイン・ブランドコンセプトの設定~マーケティング戦略概要の策定~開発製品の決定~各商品コンセプトの策定といった流れでしたが、短期間にボディケア製品について非常に詳しい状況になりました。

そこで気がついたことは、まず外国製の輸入製品は日本の風土(軟水や湿度)、日本人女性の嗜好に完全に合っているとはいえないこと、そして内外価格差があり日本での販売価格が高いこと、オーガニック認定等の安全基準が明確になっていない自然風製品が多いこと、真面目で安全性の高い製品であればあるほどデザインが洗練されていないこと、そして洗練されたショップで売ってないこと、イタリア製のボディケア製品が少ないこと、、、

等々でした。

要は、日本人向けに作ってあって、安全性が高く第三者機関でも証明された、毎月買える安い、お洒落なものが、お洒落なところで売ってないということでした。

そして、ありあふれるこの日本市場のボディケア製品のなかで、アグロナチュラボディケア製品を競争優位性のあるユニークなポジションにするコンセプトを模索しました。

「健康と暮らしにこだわる日本人女性をターゲットに、日本の風土・日本人の嗜好にあった世界基準の安全性の高いボディケア製品を、洗練されたパッケージとリーズナブルな価格で、洗練されたチャネルとプロモーションにより提供する」

そんなコンセプトから開発は進められたのです。

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