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2012年8月15日 (水)

3.事業を成功に導くには ①新しい企画の生み出し方 

「社会的弱者による製品づくりに学ぶ、世界でオンリーワンになるためのマーケティングと経営」
~弱みを強みに転じる生き残り方~

3.事業を成功に導くには


①新しい企画の生み出し方 

さてこれからは、マーケティングおよびビジネスの中での参考になるポイントをご紹介していきましょう。

アイデアは組み合せと編集

では具体的にどのようにして新しい事業や製品を考え出していくのでしょうか。個性を持った新しい事業や製品・サービスに関しての生み出し方の一つとして、いかに「様々なことを組み合わせて編集する」というアプローチが有効です。製品などに関わる様々な要素、SWOT分析で挙げた強み、「地理」、「歴史」、「個性」、「特技」、「協力者」などをたくさん組み合わせてみるのです。
  
そうすると、個別の事象では特に珍しさのないものでも、組み合わせてみることで個性のあるものになることがあります。事業と地理的要因を組み合わせてみる、製品とこの地方の歴史と組み合わせてみる、自社と協力者を組み合わせてみる、などです。

各地域にある授産施設で個性のある製品づくりを行う際には、自分の場合はその土地のリサーチから始めます。歴史、地名、その地に伝わる伝説など。やはり、所在地というのは世界でも国内でも大きな差別化要因になります。特に地域に密着している授産施設が取り組むべき個性のある事柄は、その土地でしかできないことなどを考えることが大切になります。

授産製品で自身の施設で差別化できる製品を考えようと思った時は、まず以下のことを調べてみてください。

・施設がある場所の歴史
・地名の由来
・昔からどのような場所であったか
・伝わる昔話
・名産のもの
・近所にある史跡など
・何か今まで話題になったこと
・その土地の特徴
・施設の由来
・地元出身の有名人
・近所の有名店
・・・・

例としては、セルザチャレンジのプロジェクトで2011年に行った陸前高田市の授産施設の梅干しを販売するプロジェクトでは、単なるどこの地方にでもある梅干しを、施設の裏にある1000年以上の歴史のある氷上神社のご祈祷や縁起物としての使用シーンの設定、被災地の復興と掛けたネーミング、などを組み合させることで個性のある梅干しにするアプローチをとりました。

商材としては差別化の難しいものも、その土地の個性を結びつけ編集することで、その他の地方では絶対できないユニークな、世界で一つのものに仕立てあげることが可能となります。

その梅干しは「陸前高田 氷上 福幸梅」として、都心部で作った分だけ約2,000パックを完売(試行錯誤はありましたが)する製品になりました。

その組み合わせは、単に梅干しがほしいという人をターゲットとしていたわけではなく、何らかの形で東北の復興の力になりたいというターゲットの顧客の心を捉える製品になりえたのでしょう。

 Photo_3
陸前高田 冰上 福幸梅 ホームページ
http://www.facebook.com/sellthechallenge/app_197667490251160
   
このような例をもとに、ぜひご自身の製品を土地の個性と結び付けて考えてみることをお勧めいたします。

そしてその組み合わせの基準はあくまでターゲットが喜ぶものであることです。
雑誌の編集という仕事がありますが、その典型です。特にファッション誌等は、特定のターゲット読者が喜ぶ記事を考え抜いて作り上げるのです。

何を載せてもよいページに、読者が喜ぶファッション、読み物、食べ物についてなどなど、ライフスタイルを提案する様々な要素・コンテンツを編集します。そうして、ターゲットから支持され何万人という読者を獲得している雑誌があります。一方でターゲットが定まらず、またターゲットとしていた人たちにも喜ばれない雑誌は売れずに廃刊になってしまいます。

雑誌の編集と同じように、ターゲットに対して様々な要素を組み合せ一つの製品・サービスとして提供することができれば、それこそが支持される製品・サービスになりうるといえます。
  
今まで思いつかなかった組み合せで差別化する

様々な組み合させで、たまに自分がやる新しいアイデアの生み出したかとして、エクセルの縦軸と横軸に、気になるキーワードを入れて縦と横で組み合わせてみたりします。頭の中では思い浮かばないような、組み合わせが出来ることがあり、面白いアプローチとなります。

何千という考えても見なかった組み合わせの中に、キラッと光る面白いネタが出てくることがあります。通常はこの組み合わせを頭の中で行っているわけですが、時に思い浮かばなかった組み合わせが出てくることもあるので、お勧めです。

施設のある地域にまつわるキーワードを無作為に組み合させてみても、面白いアイデアが出てくるかもしれません。

アイデアの熟成と具体化

そしてアイデアを生み出すために、たくさんの情報で頭を充たし後そのアイデアの熟成を待ちます。頭の片隅で考えながら日々過ごすのです。そうしているうちに潜在的にだんだんとアイデアが固まってくることがあります。その場合は、はっきりしたアイデアでなくてもスケッチブックのような自由帳にイメージをさっと書き出してみることで、より具体的になってきます。
  
名案は、「三上」で浮かぶという言葉があります。「馬上、枕上、厠上」ということで、移動中、就寝中、トイレ中ということです。実際に僕の場合も、移動中に良いアイデアをアウトプットできることが多く、スケッチブックを持って電車や飛行機での移動中にいろいろ考えるようにしています。


つづく

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