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2012年8月14日 (火)

2.個性を活かすマーケティング入門 ①超シンプルなマーケティング戦略策定のフレームワーク

「社会的弱者による製品づくりに学ぶ、世界でオンリーワンになるためのマーケティングと経営」
~弱みを強みに転じる生き残り方~

2.個性を活かすマーケティング入門  

さてこれからは、授産施設の製品の販売において、また一般的なビジネスや個人の生き方にも参考になる、実践的なマーケティングの基礎知識について、シンプルにご紹介していこうと思います。  


①超シンプルなマーケティング戦略策定のフレームワーク

個性こそすべて

各地の授産施設がビジネスに取り組む場合、「個性」が重要になります。これは、一般の企業や店舗、個人として仕事をしていく、生きていくことにも共通する、とても大切なことです。  

自分自身、今までのビジネスや自分の歩んできた道も「個性を活かしたマーケティング」を常に意識してきました。
そして今、日々取り組んでいるのは、

・「独自事業として、福祉とビジネスを融合させる革新的な事業を立ち上げること」

・「ソーシャルブランドプロデューサーとして、世界の競合ブランドの中で、社会的意義を持った競争力と社会的意義のある社会ブランドを作り上げていくこと」

・「経営コンサルタントとして、クライアント企業の経営やマーケティングについて戦略を考え実行しビジネスをうまくいかせること」

・「セルザチャレンジとして、各地域における障がいのある方が作るものを、差別化と競争優位性を持って一般市場に展開し、生産者の収入をあげていくこと」

それぞれの命題の中で日々否応無く必要とされるのは、何かを考え生み出して伝えて売っていくという実践的なマーケティングスキルです。

そんな日々のなかたどり着いたのは、無理をせずに、競争に巻き込まれにくく、ビジネスを永続させていけるのは、結局それぞれが自分たちの「個性を活かした事業活動を行っていく」ということでした。   

今までの経験により得た、個性を活かすマーケティングに関する戦略立案から実際のビジネスでの実践というプロセスは、商品・サービスやブランドを作り売っていくというビジネスには当然役立ちますし、人の生き方や夢の実現にもとても役立つスキル。 シンプルで具体的なマーケティングの基礎の基礎です。

ぜひキャリアプランなどを模索中の人は、ご自身のお仕事や自身のことなどに置き換えて考えてみてもらえるとよろしいかと思います。 あと、マーケティングの基本をすでに学習されている方には、教科書的なお話は釈迦に説法ですので、飛ばして下さい。総合的な勉強が必要な方は、他の教科書で改めてしっかりと学んでくださいね。   

ヨコモジの知識がマーケティングではない

さてマーケティングというと皆さんはどのようなことを思われるでしょうか。 「特別なビジネスの理論」、「何かの調査方法」、「何かの宣伝や販促について」・・・など様々なこたえが想像ができます。

しかしマーケティングとはいたってシンプルに「売れる仕組みづくり」という意味とします。 「売る」仕組みではなく、「売れる」というのがポイントです。売るのではなく売れる仕組みを作るのです。

実際にアメリカから輸入されるマーケティングという概念の中には、たくさんの横文字言葉があります。いってみれば業界用語ですが、マーケティングの本質はその横文字言葉の多用や暗記ではありません。様々なビジネス要素を組み合わせて、売れる仕組みをいかに作るかということです。

自分も若いコンサルタント時代は、業界人としてマーケティングの定義や最新用語などについて同僚などとウンチク合戦を繰り広げたこともありましたが、実際のビジネスにはあまり細かいことは重要ではないことを後に気づきました。ただマーケティングにはそれぞれの考え方や流儀みたいなものがあります。ここで紹介するのは、一つの個人の考え方としてご理解いただければと思います。

型無しか形破りか

一方で、「マーケティング知識など、そのような机上の空論は実際のビジネスでは必要ない」と言う意見の方もいらっしゃいます。 しかし、ビジネスや商売の天才ではない大多数の人には、そのような体系化された方法や地図のようなものがあると、失敗やリスクを低減することができます。

剣の道と同じですが、基本を学び形を得た人が、そのベースの上で「型破り」なことをすると非常にインパクトのある一手がでますが、ベースも無く目茶苦茶なことをしても「形無し」となってしまい、凡人ではなかなか成功にはたどり着けないのが現実。
できれば、できる限り最低限のビジネスやマーケティングの基本を学んでおくことに損はありません。

超シンプルなマーケティング戦略策定のフレームワーク

自分自身がマーケティング戦略を策定する時に用いているのが、経営の勉強で学んだとてもシンプルなチャートです。 売れる仕組みづくりのアプローチには様々な方法や理論がありますが、中小規模の企業や団体で少ない投資で一定の結果を出すには、古典的でシンプルな以下のフレームワークで充分と考えます。

それは、

①外部環境を調べる(市場トレンドや消費者や競合を知る)、

②内部環境を調べる(自分の得意なことや出来ないことを知る)、

③SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威を把握する)、

④事業領域・コンセプトの策定(だれをターゲットに、どのようなニーズに対して、自分しか出来ないどのような独自能力で何を提供するのかを決める)、

⑤マーケティングミックス・4Pの策定(具体的にどのような「製品」・「価格」・「チャネル」・「プロモーション」で行うか決める)、の仮説と検証を繰り返し行うプロセスとなります。
   Mkt10001
特にこのフレームワークは、製品・サービスをつくる場合に当てはまりやすいですが、小売業や卸売業であってもマーケティングミックスの要素を変えて考えてみてください。

新しく事業を行う際に大切なのは、まず最初にこの全体の戦略や計画を細部にわたって具体的に立ててから進めることです。計画なき進行は場当たり的でうまくいかないパターンに陥ってしまいます。 その時に得られる限りの情報から考えられるだけの戦略を具体的に考え、その戦略に基づいて実行してみる。出た結果をフィードバックしてさらに改善していく。それを毎日毎日何度でも繰り返してみる。「仮説と検証」を何度も何度も繰り返すのです。

これが売れる仕組みづくりのシンプルで基本的なフレームワークです。

この図をノートに張るなどしていつも意識してみてください。


つづく

記事一覧(こちらのページの下に、記事の一覧があります。そちらから続きをご覧ください)
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