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2012年8月14日 (火)

2.個性を活かすマーケティング入門 ⑨うわさになるプロモーション

「社会的弱者による製品づくりに学ぶ、世界でオンリーワンになるためのマーケティングと経営」
~弱みを強みに転じる生き残り方~

2.個性を活かすマーケティング入門


⑨うわさになるプロモーション

だれでもできるプロモーションのやり方
   

いま新しい製品やサービスの認知拡大に効果的なのは、雑誌や新聞等の「パブリシティ(記事)」で多く扱ってもらうことです。最近は、テレビのCMや新聞の全面広告よりも記事のような形で取り上げられるほうが、広告を敬遠する消費者に注目されるようになって来ました。
  
雑誌や新聞に多く出ている製品は注目されますし、何か公に認められた感が出て信用力も得られます。話題となりネット上の口コミも生じ、さらには掲載記事が営業時や店頭での販促ツールにもなります。
     
各メディアへのアプローチ方法は、資料送付を雑誌社編集部・新聞社等に対して行います。この活動を「プレスリリース」といいます。また、「キャラバン」といって、雑誌社などに商品を持って説明をしにいく方法もあります。自らの製品のコンセプトや優位性をまとめた資料を作成し、分かりやすくニュースを伝えるのです。
    
授産施設の小さな取組であっても、プロモーションはとても重要です。経験がなくても、プレスリリースは誰でもできます(プロに頼むともっとすごいですが)。書店で販売されている「PR手帳」などで新聞社や出版社、テレビ局などの住所を調べて、またインターネットでメールアドレスを調べて資料を送付してみればよいのです。とにかく挑戦あるのみです。

プレスリリースを作りながら仕事を進める

新製品の発売は、世の中に対する新たな価値の提供
です。もしその新製品が「ニュース」にならないような新規性のないものでしたら、世に出す意味がありませんし、事業の成功もおぼつきません。
  
自分が行っているやり方で、製品やブランドの開発時にすでにプレスリリースを作りながら仕事を進める方法があります。それは、新製品・サービスが世に出て新聞やテレビのニュース、雑誌に取り上げられた際、どのような感じになるかを想定しながら進められることができます。たいしたニュースにならないようであれば、さらに強い製品にしたり、コンセプトを掘り下げたりと手が打てるのです。どうせやるなら、世の中の人をあっと驚かすような今までにない「新しい価値」を提供したいものです。

メディアは新しいニュースを欲している

ニュース、新しい情報を人に伝える媒体を持つことで集客し、新聞や雑誌を販売したり、広告収入などを得ているメディアは、今までにない新しいニュースを欲しているのです。新規性のある取り組みについてのプレスリリースを発信するとき、価値の高いニュースであれば喜んで記事にしていただけます。

また、個人へのご紹介もしかりです。ツィッターやフェイスブックなどで、今までにない新しいニュースを伝える場合、その取り組みにを、自分の知人などにもその情報を伝播してくれます。
      
逆もありで、面白くないものは多分どんなに宣伝したり、お願いしたりしても情報伝播や認知は得られない非情な世界とも実感しています。

とにかく、世の中のニュースになるような取り組みを考え抜いて作り出し、多くの人に伝えることが必要となります。


ソーシャルメディアでのプロモーション


今までの新聞やテレビ、雑誌などの限られたマスメディアだけでなく、フェイスブックやツィッターなど個人個人のソーシャルメディアが発達し、人に伝える手段として大きなパワーとなっています。

ソーシャルメディアの場合は、友人知人や、注目している人が話題にしている事柄として、信用を持って多くの人に伝えることができます。そして広報やソーシャルメディアへのプロモーションは、莫大な予算がなくても、誰にでも、今すぐに実践できる事業や製品の広報活動です。

今自身の施設や製品のフェイスブックページは作っていますか?もしない場合、今すぐ作りましょう。そう今です。
  
オーガニックマーケティング・プロモーション
 
また最近自分は、オーガニックなマーケティングオーガニックなプロモーション、つまり「有機的」なマーケティングやプロモーションに注目しています。オーガニックとは、「有機」という意味です。農薬を使わずに作物を育てる際、栄養になるのは土中に住む有機物です。バクテリアから昆虫、動物などそれぞれ有機的に作用しあって一つの自然界をつくり共存しています。
  
多様な個人メディアが発達する中、ブログやツィッター、フェイスブック、SNSなど個人メディアによる情報の拡散は何か一つの大きなパワーが強く作用するのではなく様々な要素や人たちが有機的に反応しあって、有機的なプロモーション活動となっていく特徴があります。その仕組みづくりが今の市場には必要と考えています。

プロモーションはハーモニー

その他プロモーション方法として、「ホームページを作る」、「カタログを作る」、「ブログを始める」、「店頭用の販促ツールを作る」、「展示会に出展する」、「イベントを行う」、「SNSのコミュニティを作る」、「広告を出す」等の色々な仕掛けや作戦をタイミングよく繰り出していくことがあります。そしてそれぞれの結果を見ながら自らの事業にもっとも有効なアプローチを試行錯誤してコツコツと繰り返していきます。

そして大切なのはプロモーション施策の「ハーモニー」です。たとえ雑誌等でたくさん取り上げられ多くの人に興味を持ってもらっても、ホームページもなく、どこにも取扱店舗リストもなければ、買ってもらうことも出来ません。素晴らしいネットショップを作っていても、誰も知らなければアクセスさえしてもらえません。それぞれの施策がオーケストラのように、それぞれがうまく調和すればするほど、良い結果となります。

それぞれの制作物は素晴らしくても、勢いや風に乗れずブランドの立ち上げが芳しくない残念な結果にもなってしまいます。プロモーション施策の全体感やタイミングを考えながらバランスよく取り組んでいくことが事業の成功には大切です。微妙なプロモーションの呼吸のようなものが事業の成功を左右してしまうのです。

想いを伝えるためのPR

特に授産施設での製品は社会的意義の高い、また背景にストーリーのある取り組みが多いはずです。
なぜその事業を行っているのか?何のためにその製品を作り売っているのか?そのことをやるとどうなるのか?

そんな想いや背景を多くの人に伝えていかなくてはなりません。日々の作業風景、作業する人のメッセージ、得られた結果、、たくさんのことがあります。それらを、ブログで、フェイスブックのファンページで、ホームページで、、日々多くの人に伝えていくPR活動がとても重要になります。そして多くの人をファンにしていくことが大切です。


以上のことが相まって、新しい、面白いニュースはうわさになります。注目されるような製品・事業、そしてプロモーションを日々考えて地道に実行していくことが大切です。
  
自分自身の新しいブランドや事業を立ち上げ発表する際に常に「うわさになりたい!うわさになりたい!」と思いながら取り組んできました。爆風スランプのデビュー時の曲を頭にかけながら。
  
    
小難しい話が続きましたが、以上で基本的なマーケティングの話は終わりです。
   
今後は、それぞれの事業の取り組みなどの具体的な方法やポイント等をご紹介していきたいと思います。


つづく

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